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2022.12.06

2022AW カタログ後記(後編)

今回のロケ本編となる2022AWカタログは、全国のお取扱各店にてご覧いただけますので
お近くのお店へぜひお越し下さい!

本日は毎シーズン恒例となった
カタログ舞台裏レポートの後編をお届けします。

6時半頃に起床したものの外はまだ結構な雨模様…。
とはいえ、お天気アプリによれば8時過ぎには一旦雨は収まるよう。

半信半疑ながらわずかなチャンスでもトライすべく、
準備もほどほどにマイクロバスに乗り込みます。

幸い徐々に雨も止み始め、目的の野田浜へ到着したのは午前8時半。
お天気アプリ、なかなか優秀です。

島の北端に位置するこちらはダイビングスポットとしても知られる景勝地。
コンパクトなビーチもオンシーズンなら見どころのひとつなのでしょう。
 
ビーチとはいえ美しい白砂ではなくゴロゴロとした火山岩がメインですが、
浜に茂る素朴な草花をバックに予定していたカットを撮っていきます。
 
こちらでのショットは数少ない木々や草花を取り入れ、
他ページとの対比において非常に重要なカットとなっております。

日差しも強すぎず秋らしい理想的なカットとなりましたが、
まだまだ撮れ高は足りていません…。

モデルさんにはしばしリラックスいただき、
もうひとつのマストでもあるイメージカットを撮りに
赤禿(あかっぱげ)と呼ばれるエリアに向かいます。
 
溶岩に含まれる鉄分が高温でゆっくりと燃焼し酸化した
スコリアと呼ばれる赤い岩が堆積していることから
通称「赤禿」と呼ばれているようです。

じつはこちら、前日最後にトライしたサンセットパームラインから
わずか数十メートルほどしか離れておりません…。

「天気によって全く違う表情を見せてくれるのも島の醍醐味」とは、カメラマン比嘉さん。

とはいえ、いつまでも好天が続くとは思えず、
皆で話し合い残りの数時間を本ロケのメインのひとつに位置づけていた
島南端のトウシキ遊泳場に全振りすることに決めました。

通常ならその名の通り火山活動によって作られた
巨大な潮溜まりでシュノーケリングなどを楽しむ遊泳スポットのようですが、
我々のお目当てはこちらの断層壁。

裏砂漠と双璧をなす大島ロケのハイライトでは、
カタログP.12、P.30、そしてアドバタイジング用のカットにトライします。
 
島の北端から南端まで移動したため、この時点ですでにお昼前。

残された時間の限りでトライし続ける予定ながら、
またもや徐々に怪しくなる雲行き…。

モデルさんたちには大変申し訳ないですが、
朝食もランチも一旦我慢していただき急ぎ足でロケを進め、
やっとの思いで予定していたカットをすべて撮り終えました。

時計はすでに午後を迎えています…。
前編でも触れたように出港は15:30。
息つく暇なく帰り支度をしなくてはなりません…。

ウエアはもちろん、雨具、機材、小道具などなどをマイクロバスに積み込み
急いで宿へと戻ったのがすでに14時頃…。

各々荷造りし、今度は宿の小さな軽自動車でスタッフ全員を
港へとピストン輸送していただきます。

言うほど余裕はありませんが、ここでようやく一息。
全員揃ったところで恒例の集合写真を。

岡田港名物のアンコわんこに見送られ大島を後にしたのでした。
 
ありがとう大島。
次来る際は仕事抜きでゆっくり観光させていただきます。

そしてカタログ班の皆様、ホントにお疲れ様でした。
来シーズンもまたよろしくお願いします!