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2021.11.01

恒例フェローズ 2021AWカタログ舞台裏 前編


今回のロケ本編となる2021AWカタログはお取扱各店にてご覧頂けますので
お近くのお店へぜひお越し下さい!

さて今回は毎シーズン恒例となったカタログ舞台裏レポートの前編をお届けします。

ブランド創設30周年を数える今季の舞台は岡山県倉敷市に位置する某所(後ほど詳しく)。
緊急事態に抵触しない某日、早朝の新幹線で一路岡山を目指すつもりが…。

まさかの大遅延…。
大雨の影響で神奈川~愛知間での運休が告げられ、
8時台の便に乗る予定が10時を回ってもまだ6時台の便すら出ていない状況…。

とはいえ日程をズラすワケにもいかず、窓口でどうにか始発便に変更していただき、
なんと当初の予定より3時間50分遅れでようやく岡山に到着。
急いで在来線に乗り換え倉敷を目指しました…。
 
とにかく遠かった…。
こちらはやや曇天ながらも先ほどまでの記録的豪雨とは打って変わって平常運転。
前乗りしていたロケ班に連絡を取りつつ、倉敷が誇るランドマーク「アイビースクエア」を目指します。

倉敷駅から徒歩15分ほどに位置するアイビースクエア一帯は、
明治時代の町並みを残した市の景観保護エリア「美観地区」に指定されているよう。
 

 

 
江戸時代に幕府の直轄領となり松山藩の玄関港として栄えたものの、
明治維新によって米と綿の単なる集積地と化した倉敷は次第に発展から取り残されていったと聞きます。

そんな暗い停滞期にあった明治21年、かつての代官所跡地に倉敷紡績(クラボウ)が創設され、
さらにそのクラボウ跡地が現在のアイビースクエアとなった、という経緯があるようです。
 
画像はアイビースクエアのホームページより拝借しましたが、
その名の通り生い茂るアイビー(蔦)とレンガ造りが印象的な倉敷市きってのランドマークなのです。

もちろん我々にとっても’60~’70年代のアイビーリーガーたちをイメージした
今季のカタログにはなくてはならない絶好のロケーションでした。
 
急いでロケ班に合流。
とはいえ我々の到着はほぼ4時間遅れということで初日に立ち会えたのはわずか1カットのみ…。
それまでのオフショットはスタイリストの中村さんからお借りしました。

こちらは2日目のロケで使わせていただく某所でのロケハン風景(後編で詳しく)。
というワケで初日のスケジュールは無事(ほとんど参加できませんでしたが…)終了。
 

 
普段なら観光客で混み合うであろう美観地区もコロナ渦とあってこの有様…。
早く普段の生活が戻ってきてほしいものです。

アイビースクエア施設内と美観地区にて明日のロケハン&美しい街並みを静かに堪能し、
おとなしくホテルで就寝しました…。

許されるなら倉敷の銘酒や旬の地のものに舌鼓を打ちたかったものです…。
(後編に続く)