Pherrow's

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2022.05.18

2022Sカタログ後記 後編

今回のロケ本編となる2022Sカタログは、全国のお取扱各店にてご覧いただけますので
お近くのお店へぜひお越し下さい!



昨日に引き続き本日も毎シーズン恒例となったカタログ舞台裏レポートの後編をお届けします。

後半戦一発目はジュリアンさんのソロショットから。
 
小道具のキャンバスとイーゼル、さらにたっぷりの自然光を活かしつつ、
いかにスタイリッシュなカットにまとめるかが最大のお題目。

シンプルながらも、これが意外と難しい…。
こちらのOKカットはカタログ6ページをご参照ください。

続いてソファでの2ショット。
こちらのカットも自然光で柔らかな雰囲気に仕上げていただきます。
 
マグを持ってもらったり、コーヒーテーブルの位置をずらしてみたり、
いろいろ試してはみるものの、どれもなんとなく座りが悪い…。

最終的には左右を逆転し、納得のいく構図に収まってくれました。

お次のカットは寒風吹きすさぶ屋外でのロケ。
春夏シーズンのカタログとはいえ撮影は12月、寒さが普通に堪えます…。

とは言ってもさすがはプロ。
カメラの前では初夏の涼しげなキメ顔でしっかり応えてくれました。
こちらのOKカットはカタログ34ページをご覧ください。
 
お二人のカットはこれにて終了。
飛行機の時間があるとのことでアンドレイアさんは挨拶もそこそこに急いで成田へ。
本当にありがとうございました!!

そんなタイミングでジュリアンさんにも一旦休憩いただき、
モデルカット以外のイメージを仕上げていきます。

2022SSのシーズンテーマ『The Arts』の核となる
各国の芸術作品、あるいは各地に根付いた民間伝承など様々なモチーフを
Tシャツというキャンバスに見立てひとつずつ額装していきます。
 
ここでも中村さんの小道具がじつにイイ仕事!
とはいえ、実際カタログ上ではどのような画になるかを
何度もシミュレートしながら着地点を探ります。

続く【PN-1】シリーズのイメージカットも同様、
各々が意見を出し合いながら徐々に完成形へと向かっていく、
これこそがカタログ制作の醍醐味でもあります。

というワケで長らくお待たせしていたジュリアンさんを連れ出し、
残りの2カットを再び屋外ロケ。

まずは鉄工所の無骨な重機類を背景に【PN-1】のメインショットを仕上げていきます。
 
ミリタリースタイルと鉄工所の無機質な趣きが見事にハマってくれました。

早朝から続いた撮影もいよいよラストカット。
前もってカタログ班がロケハンしてくれていた工業地帯の某所へ
数台のクルマにわかれて向かいます。

疲れていても笑顔を絶やさないジュリアンさん。
山田さんが用意してくれたフロンティアシリーズ向けのイメージも完璧です。
 


屋外撮影の大敵ともなる真冬の夕日に気を配りながら
交通の妨げにならないよう細心の注意を払い、
短時間でOKカットに着地するには事前のロケハンがマストでした。
カタログ班、いつも本当にありがとうございます!

こうして長かったカタログロケも無事終了し、
最後に恒例の集合写真。

皆様、ホントにお疲れ様でした。
来シーズンもまたよろしくお願いします!